drone_AnomalyDetection

ドローン+AIソリューション 事例紹介

ドローンにAIを組み合わせることで、多くの分野に革新をもたらしています。 例えば、撮影データのリアルタイム解析や異常検知、マッピング、自律飛行による点検の自動化など、従来の手作業では困難だった作業を効率化し、安全性や精度を大幅に向上させることが可能です。 これにより、インフラや農業、物流、防災など、多岐にわたる分野で新たな活用が進んでいます。 このページでは、弊社独自で開発したAI搭載ドローンシステムについてご紹介します。

ドローン異常検知システム

弊社は、ドローンを活用した異常検知システムを開発しました。AIによる映像解析をリアルタイムで行い、異常を迅速に検出することで、安全性の向上と作業効率の最適化を実現します。
当システムは ビルメンCONNECT2025にも出展し、多くのお客様からご好評をいただきました。

システムの概要

当システムは、ドローンが撮影した壁の傷・汚れ・タイルの浮きなどを検出し、処理結果をリアルタイムでモニターに表示します。 目立つ傷や汚れだけでなく、目視では見逃しやすいタイルの浮きまで正確に検出できる点が特徴です。 これらの一連の処理には、異常検知に特化したAIモデル「Anomaly DINO」を用いています。 さらに、弊社独自の統合画像処理システムSchwalbel Visionを搭載しており、AIによる画像処理に加えてルールベースを用いた処理も柔軟に組み合わせることができ、より高度で安定した異常検出を実現しています。

ドローン×異常検知システムが実現する新たな価値

ドローンとAIによる異常検知技術を組み合わせることで、従来の点検作業に革新をもたらします。 たとえば外壁調査では、作業員が足場を組んで目視で調査を行っていましたが、当システムを利用することでこれらの作業をドローンに置き換えることが可能です。 これにより、作業時間の短縮を図るとともに、現場での安全性を大きく高めることができます。 本技術を用いたシステムは、すでに実際の現場で導入・納品されており、その効果が確認されています。

左:ドローンで撮影した映像
右:AIによる画像処理を施した後の映像